ようこそ! 戸籍謄本の翻訳まどぐち翻訳サービスGK
2010年9月 9日(木) 23:57 JST

戦略か内部分裂か

ある翻訳会社を観察していて気が付いたのですが、その翻訳会社が力を入れている翻訳サービスを巡り、奇妙なことが起こっているのです。 弊社は、登記簿謄本の翻訳でトップシェアを握る 「翻訳会社ソリュテック」 の顧客窓口であるだけに、登記簿謄本の翻訳市場を時々チェックするのですが、Yahoo! で見慣れないサイトが上位に来ていることに気がつき不審に思っておりましたが、次第にそのサイトの実態が見えてきました。

そのサイトは、登記簿謄本の翻訳に力を入れている翻訳会社(つまり我々とはライバル関係にある翻訳会社)に勤務するスタッフが立ち上げに関与しているのです。 そのサイトのバックリンクを調べたら、そのスタッフのブログなどから複数のリンクがそのサイト目がけて貼られていますから、これは、間違いないでしょう。

さて、ここからが推論。 可能性としては、以下の2つが考えられるわけです。

  (1) ライバル会社の戦略(サテライト・サイトを作る手法)
  (2) 内部分裂(スタッフの独立)

このライバル会社は、非常にSEOに力を入れており、登記簿謄本の翻訳に関連したキーワードを入れると検索サイトの上位に表示されることから、大きな宣伝広告力を持っています。 しかし、昨今、翻訳会社ソリュテックがサイトを充実させてきたことから、検索エンジン上での順位差は縮まり、その優位性は薄らいできています。

そうなってくると、純粋に翻訳サービスの中身そのものの優劣が勝負の行方を左右することになるわけで、品質・速度・料金 どれをとっても優れている翻訳会社ソリュテックの方が断然有利になります。

なにせ、翻訳会社ソリュテックは、優れた技術力で登記簿謄本の翻訳の自動処理に取り組み、高品質な登記簿謄本の翻訳を低コストで高速に行うことに成功していますが、ライバル会社の方では相変わらず昔ながらの手間のかかる方法で作業を行っているわけですから、比べ物になりません。 三拍子揃った登記簿謄本翻訳を提供している翻訳会社ソリュテックの圧勝です。

早い話、ライバル会社は、翻訳会社ソリュテックとの競争に敗れたと言って良い状態なわけです。 そういう状態で今回の動きなわけですが、 所詮、翻訳会社ソリュテックのような革新的手法で魅力ある翻訳サービスを世に出していかない限り、翻訳会社ソリュテックから顧客を奪うことは不可能と考えられますので、不可解としか言いようがありません。

んー、例の新しいサイトの方では、ライバル会社の高い翻訳料金体系とは異なり、だいぶ市場に受け入れられやすい料金体系になっていますので、もしかしたら、ブランド戦略などの問題から正面切って低価格路線に踏み切ることができず、別の会社を装って低価格路線でのビジネスの挑戦しようとしているのかもしれないなー、とか、

いや、単に、一見別の会社での翻訳サービスということで、サテライトサイトを強化し、そこから本体にリンクすることでSEO効果を狙っているのかもしれないなー、とか、

いろいろ推測するのですが、やはり、一番可能性が高いのは、スタッフが自分自身のビジネスを始めるケースかな。 中間マージンを一切カットすれば低い翻訳料金でもなんとかやっていけるんじゃないかという「皮算用」をしているのではないかな?まあ、そういう話は、翻訳業界の中では良くある話と言えば良くある話ですから。

ただし、そう世の中甘くないのだよ明智君。 私は、過去そういったケースを見てきましたが、成功した例はありません。 昔 「お客様は神様です」 って言っていた大物演歌歌手がおりますが、その神様に気に入られるのは並大抵のことでは無理ですからね。

とりあえず、しばらく様子見して、また何かわかったら書くかもしれません。 とりあえず今日はここまで。

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(以下H22.3 追記)

久しぶりに、上記の 「登記簿謄本翻訳に関する新顔サイト」 の状況がどうなっているか偵察してきました。 気が付いた点は次のとおり。

1. スタッフの名前が掲載された―以前 「そのサイトは、登記簿謄本の翻訳に力を入れている翻訳会社(つまり我々とはライバル関係にある翻訳会社)に勤務するスタッフが立ち上げに関与しているのです。 」  と書きましたが、その時点では、そのスタッフの名前そのものはサイトに書かれておらず、伏せられた状態でした。 しかし、今回のチェックでは、そのサイトの 「翻訳部門の責任者」 ということで正々堂々と名前が書かれておりました。 また、そこから、そのスタッフが「フリーランス翻訳者」の立場で作っている別サイトへリンクが張られていることも確認しました。

2. リンクが増えて関係が推測しやすく―以前、当方が 「スタッフが独立してもビジネスとしてやっていくのは難しいよ」 的なことを書いたからかどうかわかりませんが、現時点では、そのスタッフが属しているもともとの翻訳会社のサイトとリンクされている形となっています。 但し、相互リンクではなく、次のような形でのリンク。

[ もともとの翻訳会社のサテライトサイト(会社のホームページ本体とは異なるドメイン)] → [この記事で話題としている新顔サイト] → [もともとの翻訳会社のメインサイト]

3. コンテンツは微増 ―以前よりは若干コンテンツが増えているようで、このサイトに力を入れているようには見えません。


ふーむ。 なんか見えてきたような気がします。

最初に書いた記事では、一番可能性が高いのは 「スタッフが自分自身のビジネスを始めるケース」 と書いたのですが、どうもこれはハズレのようです。

上記の2に書きましたように、もともとの翻訳会社のサテライトサイトから、この新顔サイトに向けて複数のリンクが行われ、この新顔サイトから、もともとの翻訳会社のメインサイトに向けてリンクが行われている点を見ると、これは、もともとの翻訳会社のメインサイトの検索順位を上げるためのSEO対策に他なりません。

それに、スタッフが自分自身のビジネスを始めるケースであるならば、もっと集客力のあるサイトにする努力が行われているはずですが、そういう努力も見られませんからね。

だから、この記事で話題にしている新顔サイトというのは、我々とはライバル関係にある翻訳会社の実質的な管轄下にあって、以下の2つの目的を担っていると考えられるわけです。

1) メインサイトの検索順位を上げるためのSEO対策
2) 新サイトで低価格戦略の新しいブランドを徐々に立ち上げ将来の戦いに備える

そして、それを行うにあたって、このスタッフさんの 「フリーランス翻訳者」 の立ち位置をうまく使ったということでしょう。

※ 翻訳の世界に詳しい方でないとピンと来ないかもしれませんが、翻訳者さんは会社に雇用される 「インハウス翻訳者」と 、雇用されない 「フリーランス翻訳者」 に分かれます。 インハウス翻訳者は会社の従業員、フリーランス翻訳者は個人事業者と言っても良いでしょう。  

この推理はあたっているかな? まあ、上記の結果を見て 「あーら、まだ登記簿謄本の翻訳で戦う気があったのねん」 とちょっと驚きましたが、所詮、技術力で高品質・低料金な登記簿謄本の翻訳サービスを提供できる翻訳会社ソリュテックと、顧客満足度の高い応対を心がける翻訳サービス合同会社の連合軍により築かれた牙城は崩せませんでしょうけど。 良きライバルとして頑張ってもらいたいものだと思います。

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