ようこそ! 戸籍謄本の翻訳まどぐち翻訳サービスGK
2010年7月30日(金) 05:08 JST

外務省ヘボン式ローマ字

戸籍謄本の翻訳を行う時、個人の方のお名前はパスポートで使われている表記方式で翻訳します。 これはパスポートが海外で本人を証明する書類となり、ビザを申請したりする際にパスポート上の表記と違うとトラブルになる可能性があるからです。

まあ、他の表記方法が禁止されているわけでは無いと思いますが、わざわざ無用のトラブルで困ることもないですから、そうしておくのが無難ということです。 

大抵の方の場合 「外務省ヘボン式ローマ字」 で日本語の氏名を英語表記することになるわけなので、戸籍謄本の翻訳の現場では、この 「外務省ヘボン式ローマ字」 の知識は必須です。

尚、この 「外務省ヘボン式ローマ字」 は、学校教育で教えられる訓令式とはちょっと違うので注意が必要です。

ちなみに、上記で大抵の方の場合 「外務省ヘボン式ローマ字」 で日本語の氏名を英語表記することになると申しました。 大抵の方の場合と申しましたのは、例外が認められているため必ずしも全部の方が 「外務省ヘボン式ローマ字」 でパスポート上のお名前が表記されているわけではないからです。

パスポートを取得する際に 、普段はこのスペリングで表記しているから外務省ヘボン式ローマ字ではなく、普段使っているスペリングで表記して欲しい」という届けを出して認められれば 「外務省ヘボン式ローマ字」 ではない表記方法で表記されることになるわけです。 

と、いうことで、例外の場合はさておき、ここでは、一般的にパスポートで使われている 「外務省ヘボン式ローマ字表記」 について話題にしたいと思います。

で、なぜ、 「外務省ヘボン式ローマ字表記」 について話題にしたいかと言うと、それは、外務省ヘボン式ローマ字による表記によると、時々妙なスペリングになるため、きっと多くの人が悩まれていると思うからです。

例えば、大野さんも小野さんも、外務省ヘボン式ローマ字による表記によるとどちらも ONO となる (現在、大野さんの場合は申請すれば OHNO と O を OH とすることも可能だが、昔は ONO 一本だった) というような、外務省ヘボン式ローマ字による表記によると本来の日本語的な読み方からのズレが大きくなってしまう問題。

この問題、大野さんはまだいい方なのかもしれません。 大江さんなんか、OE か OHE のどちらかになってしまいますが、どちらもどちらですよね・・・。 

あと、かな表記では 「かほる」 さんだが実際には 「かおる」 と発音する場合、Kahoru になるのか Kaoru になるのか悩ましいというようなこともあります。 現代のローマ字表記というのは、発音優先のため Kaoru となるのでしょうが、実際には 「かおる」 と発音すると言っても、ちょっと「お」が「ほ」に近い発音になったりすることもありますし微妙です。

それと、名前ではなかなか出てこないのですが、日本橋が Nihonbashi でなく Nihombashi と n ではなく m になるようなケースにも注意が必要ですね。

今後、少しずつ迷いやすい名前を発見したらコツコツリストアップしていきたいと考えています。


p.s.

上記の記事を書いた後、もし 「カタカナ」あるいは「ひらがな」を外務省ヘボン式ローマ字に変換できるプログラムがあったら便利だなと思いネット上を探してみたのですが見当たらず、それだったら作ってしまえ! ということで自社製作。 コアとなる部分が11月3日に完成しました。

と、いうことで、これからはお名前の読み方をご記入いただきました 「名詞リスト」* を電光石火の勢いで外務省ヘボン式ローマ字に変換可能となり、これでまた一歩、スピードアップ&コストダウンが進んだことになります。


* 名詞リスト:

弊社が窓口となって提供しております 「翻訳会社ソリュテックの戸籍謄本翻訳」 では、原稿となります戸籍謄本をお客様から入手次第、その戸籍謄本から人名などの固有名詞を抜き出してリストにまとめ、そのリストをお客様にお渡しして人名などの固有名詞の読みかた(ふりがな等)を書き込んでいただきます。


----

[ 外務省ヘボン式ローマ字表記例 ]

 しんいちろう → Shinichiro
 もとお → Motoo

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://ps3info.net/trackback.php/20091020122856143

この記事にはトラックバック・コメントがありません。