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2010年9月 5日(日) 07:48 JST

シンクライアント

驚いたのは、パソコンで一時代を築いた NEC が、パソコンを否定することにもなりかねないシンクライアント方式へ走り始めたことだ。 シンクライアントというのは、単純に言えば、コンピュータを使いたい人の手元には簡単な端末(キーボードやディスプレイといったヒューマン・インターフェイスとネットワーク接続さえできれば良い)があって、実際の処理はネットワークの先にある複数の端末を相手に処理を行うことができる中央コンピュータで行うというアーキテクチャなのだが、これは様々なメリットがある。

パソコンよりも端末の方が簡単だから消費電力が少ない。 発熱量も少ないから夏場なんかは空調への負荷も少なくなる。 と、いうわけで、多くの人がコンピュータを使う学校、行政機関、企業などでは、塵も積もれば何とやら、結構な省エネ&費用節減につながることになる。

第一、パソコンよりも端末の方が比較にならないほど安価に製造できるし、その際の環境負荷も少なくて済む。 そこでも省エネ&費用節減につながることになる。

そして、ワープロなどのアプリケーション・ソフトウエアは中央のコンピュータに入っているので、保守管理も楽だ。 アプリケーション・ソフトウエアもシェアリングで使うことができるから、従来のようにインストールしても起動されずにパソコンの中で眠っているというような無駄もない。 効率良く使うことができる。

そんなこんなで、このシンクライアントの評価は高まるばかり。 静かに、しかし、確実に勢力を伸ばしている。 で、この流れ、ついにパソコンで一時代を築いた NEC にまで及んだ。 NEC は新たに建設する自社ビル内の情報処理をシンクライアント方式で行う。

このシンクライアントという言葉、これから流行するに違いない。

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